安倍・トランプ会談、米国や海外メディアの反応は
会談後、トランプ氏は、満面の笑みで安倍総理と並んで撮影した写真とともに、こんなコメントをインターネット上に掲載しました。
「安倍首相が私の自宅に立ち寄ったこと、そしてすばらしい友好関係を始めることができたことをうれしく思う」(トランプ氏のフェイスブック)
一方、アメリカメディアは、今回の会談を、トランプ氏による「外国首脳との最初の直接会談」だとして取り上げました。
それぞれ、今回の会談は、日本など同盟国のトランプ氏に対する不安を緩和させるものだったとし、安倍総理が会談後に「ともに信頼関係を築いていくことができると確信した」と発言したことなどを伝えています。
「トランプ次期大統領が外国首脳では初めて日本の安倍首相と会談しました」
(韓国YTN)
海外メディアでは、韓国のテレビが「北朝鮮の核問題や在日アメリカ軍の駐留経費などについて意見を交わしたとみられる」と伝えました。
「2国間の協力関係が第三国の利益を損害してはならない。地域国家の安全への懸念を尊重するよう希望する」
(中国外務省 耿爽報道官)
また、中国外務省はこのように述べ、安倍総理とトランプ次期大統領の接近をけん制しています。
中国の国営メディアでは、「早期の会談は、安倍政権の自信のなさを表している」といった報道が目立ち、中国が会談の行方を気にしていることがうかがえます。
注目された今回の会談。一国の首脳がやってくるということで、現地では厳戒態勢が取られました。
安倍総理の到着を前にトランプタワーの前の道路は完全に封鎖され、テントでは厳重なセキュリティチェックが行われました。
外から運びこまれる荷物も厳重にチェックされ、まるで現職の大統領が会談を行ったかのような警備がしかれていました。