免許試験場で40人誤判定=区間外で採点、不合格―愛知県警

愛知県警は25日、県運転免許試験場(名古屋市天白区)で2007〜15年に行った車の技能試験で、試験区間外でも採点を行い、誤って不合格と判定していたと発表した。

 

県警は誤判定が確認された計40人に、受け直した費用などを返還する方針。県警によると、13年10月より前の資料が残っていないため、他に誤判定による不合格者がいるか確認できないという。


同試験場では、車庫入れや坂道発進などの技能試験で、コース内の実施地点までの移動中に脱輪や逆走などがあると直ちに不合格としていた。


07年に大型バスの路上試験で歩行者との接触事故が起きたことを機に、採点対象外の移動区間でも危険な運転を不合格としてきた。


しかし、実施基準では移動区間は採点対象となっておらず、昨年8月に苦情が寄せられ基準外の運用が判明した。