ジャスティン・ビーバー、ファンにブチギレ
現在「Purpose World Tour」敢行中のカナダ人歌手ジャスティン・ビーバーを、各地のファンは大歓迎。
どの会場も彼を愛するファンの絶叫で割れんばかりだというが、これにジャスティンはたまらなく苛立つようで、最近ではファンに
「君達、2秒くらい静かにできないの?」
「不愉快だ」
とも語るほどであった。
そのジャスティンが、このほど立ったステージで「もう止めてくれよ」「叫ぶ必要なんてないだろう」とファンに訴えたが、それでも黙らぬファン達についにキレ、マイクを放り投げてステージから立ち去ってしまった。
歌の最中に大声で叫び声援を送るファンを「ノリがいい!」「さあ、一緒にパーティ気分で盛り上がろうぜ」と歓迎するミュージシャンも多いが、ジャスティン・ビーバーは正直「うるさい」「黙って聴け」と思っていたもよう。
それを隠さず再三ファンに伝えてきたジャスティンが、それでも黙らないファンについにキレた。
このほど英マンチェスターのステージに立ったジャスティンは、まずはこのようにファンに呼びかけた。
「応援は有難いよ。愛してもらえること、親切にしてもらえることもね。」
「でもさ、(歌の)合間にこんなに叫ぶのは止めないと。頼むよ。俺が何かを言おうとしている時も、君達は叫んでる。そんなことをする必要があるとは思えないぜ?」
それでもファンはあちこちから「ギャー!」。
なかにはジャスティンを小馬鹿にするかのように笑い声をあげるファンもおり、さすがのジャスティンも「やってらんねえ」と思ったもよう。
その後、呆れたようにマイクを床に放り投げ、ステージから去ってしまったのだ。
これには多くのファンが驚き、失望もしたらしく「ならばツアーなんかやめてしまえ」「カナダの恥」「コンサートで静かにするファンなんかいるか」という批判が噴出している。
「確かにファンが悪い」といった声もあるが、批判に比べると擁護の声・コメントは極めて少ない。
何度もスキャンダルを起こした末に「一皮むけた」「より一層、実力をつけた」と言われたジャスティンにとって、ファンの絶叫は「声をかき消す邪魔なもの」なのだろうが、大金を支払ってチケットを購入しやっと彼に会えたファンの思いや興奮ぶりも、決して理解しがたいことではない。